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ムーヴの光軸と自作アジャストロッド


今年の2月頃にサスペンションを交換して微妙に車高が下がったムーヴ号。


その影響で純正HIDの光軸が下向きになったので

自作のステーによる節約チューンを施してやっていた。





ハイトコントロールセンサRR LH 3





まぁ効果あったけど、ちょっとだけよぎる疑問。

それは、

「ちょっと見た目がいまいちかな?」

「そもそもどの辺が適正なんだ?」


こんな問答を心の中で繰り返していた。



そんな時にオートレベライザーのセンサーを電圧テスターで点検できるという記事を見つけた。



オートレベライザーのアジャストロッドを自作したり、購入して交換したってのは

ネットでも良く記事を見かけたりしていたが、

大抵の場合は自分と同じように、最終的にだいたいで合わせていることがほとんどだった。


しかし、センサーの点検をしつつ、きちんとした基準をもとに調整をできれば

目安というか確実性があるなと思った。


どうやら整備書やメンテナンスマニュアルでの正規の点検方法であるらしい。


特別、高価な機材が必要というわけでもなく、電気の初歩である電圧が測れるテスターが

あれば良い。とのことで詳しく調べてみた。




ここはトヨタ・ダイハツ車の場合は「ハイトコントロール センサ 」 と

呼ばれている部分である。



(どうでもいいけどセンサーでなくてセンサとなるのはなんか意味あるんかな?

整備書ではだいたいこの表記なの)





ハイトコントロールセンサRR LH
「引用 福岡県自動車整備振興会(FAS)





こちらはトヨタ・クラウン(CBA-GRS182) のハイトセンサーの点検方法。


ハイトセンサーに4.5Vを掛けて中点位置の電圧が2.5Vの時を

基準の位置としている。


SST(トヨタエレクトリカルテスター) というのはデジタルマルチメーターと

同じようなもんらしい。  (テスタじゃなくてテスターなんだね。)




どうやらハイトセンサーの中身は半固定抵抗(ボリューム)になっているようだ。

実際に分解して修理をしているブログもあったので間違いないだろう。



おそらくダイハツも同じかなと思っている。

ムーヴ L175S の整備書はもっていないが、共通の動作の部品なので

試してみる価値は十分にありそうだ。



(ただし、これはセンサーの基準であって光軸の基準ではないのだ。

光軸は実際に光軸テスター等で計測をしないと、正確なところはわからない。

これはあくまでもセンサーが正しく動く範囲を定めているのだ。)








ハイトセンサー点検 (1)




というわけで、まずはモノタロウで材料を調達して、アジャストロッドを作ってみた。


・リンクボール BL型(右ねじタイプ)  BL6D    × 2個

・寸切 平先(ステンレス)        M6×40   × 1本

・ISOナット ステンレス         M6      × 4個


以上の物で1300円程で手に入るのである。

もちろん他の消耗品を頼むついでに注文したので送料も無料にできた。


そしてただ組み合わせるだけで良いという簡単設計で非常にうれしい。

調整範囲は 約  72mm ~ 90mm  と市販品に引けをとらない。



これで調整能力は手に入ったので後は点検である。







ハイトセンサー点検 (2)




ホームセンターと100円ショップをはしごして使えそうな材料を買ってきた。

エーモンの4Pカプラーはメスピンのみを使う。

久しぶりの工作だがそんなに難しい物ではない。






ハイトセンサー点検 (3)




適当な工作になってしまうけど、電圧4.5Vとメスピンを作った。

中点用のピンがもう一つ必要となる。

手持ちのテスターで試しに測ったらなぜか4.8V出ていたが理由はわからない。

まあいいや。








ハイトセンサー点検 (4)





いざ、点検作業に入ってみる。

ムーヴのリアの車高はそこそこあるのでギリギリそのまま潜れる。

まずはセンサーに繋がるカプラーを抜いてみる。





ハイトセンサー点検 (5)





この部分だね。

割と気温も低くなってきていてプラスチックは割れやすいので

慎重に作業しよう。





ハイトセンサー点検 (6)





残念なことにカプラーのオスピンは割と細いタイプで、エーモンのメスピンと

ぴったりとはいかなかったが、何とか接続に成功した。

リンクのナットが外れているが、作業しにくかったので一度取り外したから。





ハイトセンサー点検 (8)





その時点での計測値は 2.84V 。

自分が見やすいと思って設定したのでは光軸上げすぎだったのか?

正直、もう少し数値が低かった方がうれしかった。






この点検の動作としては、センサーのリンクが下がると電圧は上がり、 リンクが上がると電圧は下がる。

何かややこしいな。  






ハイトセンサー点検 (10)

ハイトセンサー点検 (9)





電圧の最低値と最高値の点検をしてみる。

上がりきったところではほぼ規定値の0.49V。





ハイトセンサー点検 (12)

ハイトセンサー点検 (11)




下がりきった所では4.29V。 ちょっと基準より低めだな。


角度を測ろうかとも考えたがリフトで揚げた状態でないとちょっと狭くてツライ。






ハイトコントロールセンサRR LH2





ネットで見つけたハイエース(H200系)の整備書でも

基準値は0.5V ~ 2.5V ~ 4.5V となっていたので

中点が2.5Vだというのを覚えておこう。

(このせいで後で間違えることになるんだけどね。)






ハイトセンサー点検 (15)

ハイトセンサー点検 (13)





わかりやすく、2.5Vのところに合わせマークをつけて目印にしながら

アジャストロッドを付けてみた。




うん、 非常にスッキリした!  ステーの延長より見栄えが良いし。

と、悦に入っていたが、 ふとある事に気付いた。




「あ、これじゃ付ける前より光軸は下がるじゃん」




自作ステーで合わせていたのが 2.84V だから、そこに合わせれば良かったかも。

あれ、基準は2.5Vで良かったんだけど… ???

まぁいいや、一回このまま走ってみよう。



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その結果、   夜に確かめたらやっぱり微妙に下がっていた…。  そりゃそうだ。

運転に支障が出るほどではないけどね。



合わせた時点でのガソリンタンクの残量は残り1目盛りぐらいになっていた。

センサの基準(2.5V時)の重量がどのくらいかわからないから、

やはり数値を合わせておくべきだったかもしれない。




アジャストロッドでいくらでも変えられることで、逆に迷うことになったと。



よく考えずに2.5Vに合わせることばかり気にしていたのは反省。


自作ステーの時もそうだけど、調整自体は10分も掛からない作業なので

また地道に勘で調整してみようか。


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あと、光軸に関しては   「ヘッドランプ レベリング コンピュータの初期化」  

という作業によって初期設定が可能であると整備書には記載があるようだ。 

センサやサスペンションを交換、脱着した際に行うものとされている。



この初期化によってヘッドランプ内のオートレベライザーが初期位置に戻る。




 「ヘッドランプ レベリング コンピュータの初期化」については

ダイハツ車において2種類の方法を見つけた。


HIDオートレベリング調整方法

レベリングCPU 初期化



おそらくL175Sは前者の方法じゃないかと踏んではいるが

確実性が無いのでかなり不安を残す。 ECUを壊す恐れもある。 整備書欲しいな~。



しかも初期化をする前提がいくつかあって、その中でも

・車両を水平で平坦な場所に停車する   → (そんな場所は整備工場以外でどこにある?)

・燃料を残り6L以下にする          → (どうやって測ったらいいというんだ?)

というDIYにはかなり鬼畜の条件が付されている。



条件をすべて充たした状態での基準値が2.5Vの可能性はあるかも。



まぁセンサーの基準は2.5Vとなってはいるものの、

センサの品番は「 89408-B2050 」 で、NA車とターボ車で共通となっていることから

微妙になら車高が違っても問題ない。


NA車の基準を2.5Vとするなら、ターボ車はそこよりちょい低いはず。

そしてその位置で初期化されていると思う。



うちのムーブ号はターボ用のサスにしている(型式は違うが)ので

条件を充たせば、初期化をするだけでも十分に対応できたと言えるね。



しかしその面倒な初期化をせずに何とかするということを考えると、

やはりここはおとなしくアジャスターロッドでの調整ということである。

アナログなやり方なので安心して調整をできる。



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色々と、うだうだ考えてみた結果としては、

センサーの基準がわかってある程度の目安はついたものの、

結局は光軸が適正であるかは光軸テスター等で測定しなければわからないというのは

結局のところ変わらないわけで。



なかなかマニアックなところが勉強になったような感じと共に、

少々無理な格好で合わせていた自作ステーからすれば

さりげなく見た目がよくなったので、それはそれでオッケー。




それより、光軸の測定をDIYでなんとかできないものかというのを

もう少し詰めてみる必要があるかもしれないね。






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Author:Nog
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最近は車のメンテに
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